乳歯はきちんと殺菌して処理しておくことで雑菌などの繁殖を防ぎ、長期間保存することができます。

オキシドールで消毒する方法

綺麗な歯

  1. 乳歯が浸かる程度のオキシドールを容器に注ぎ、乳歯を一晩つけておきます。
  2. 乳歯をとりだし歯ブラシなどでこすります。
  3. 自然乾燥させます

キッチンハイターに漬ける方法

  1. うすめたキッチンハイターに乳歯をつけます(15分~30分)
  2. とりだして歯ブラシなどでこすります。
  3. 自然乾燥させます。










熱湯消毒する方法

  1. 小さい鍋にお湯を沸かすか、小さいコップに水を入れてレンジで沸騰するまで加熱します。
  2. 沸騰した湯に乳歯をいれ、5~10分放置します。
  3. 乳歯をとりだし、はぶらしなどでこすります。
  4. 自然乾燥させます。

白くしたい!

着色していたりして見た目が良くないときには脱色効果の高い漂白液(塩素系ハイター)などに漬けるときれいに漂白することができます。ただし放置時間が長すぎたり、濃度がきつすぎると歯がとけてしまうため、注意が必要です。

ピカピカにしたい!

歯医者では医療用のつや出し剤が使われているため、抜歯する際に歯医者さんにお願いすると洗浄・つや出し加工してくれるところもあります。自宅でつや出しする際は工作用の艶出しスプレーや透明のマニキュアなどで艶出しすることができます。

保存方法

乳歯ケースは世界の他の国でもメジャーなアイテムで、陶器やプラスチック、木材など素材も様々ですが、日本は湿度が高い気候であることから、保存するには〝桐〟の素材でできたものが良いと言われています。桐の容器は中の湿度を一定にたもつことが出来るため、骨董品などが桐の容器に入れられているのもそのためです。プラスチックや陶器のケースにいれる場合は湿度の少ない場所に保管する、除湿剤などを併用するなどの方法で保管状態を良くする工夫が必要です。

医療用に保存する場合

乳歯の中心部分には歯髄細胞とよばれるものがあり、最近ではこの歯髄細胞からiPS細胞などの幹細胞(他の臓器の生成などに応用できる細胞)を取り出す研究が進んでいます。5~6年の内に治療に実現化されると言われており、この技術を応用すれば本人の治療はもちろん、遺伝子情報の近い家族の人の治療にも使うことができると考えられています。そのようない意図で歯を保存したい人のための機関が〝歯髄バンク〟です。最近ではこの〝歯髄バンク〟を利用する人も多くなっています。

  やっつけられたばい菌